絵に「お気に入り」とつぶやく。
「お気に入り」になるよう手をかける。
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絵も、愛をつかって育てるということか、
と感覚が落ちてくる。
自分の作品は自分の子どものようなものだ
という表現がある。
言うこと聞かないこともあるだろうし、
親が思うようにならないこともあるだろう。
それでも愛のスタンスで付き合っていき、
その子らしく成長して大人になる。
(愛じゃなくて執着だったら、
いつまで経っても巣立っていかないかもしれないし等々、
親子関係に例えるといろいろ出てくる。)
親にしてほしかったことを絵に対してする。
今まで「いい子」になるように
育てていた部分もあるかもしれない。
「私はこれが見たい」
そのビジョンを先取りして
それを叶えるように描いていた部分もある。
自分が思うように作品を仕上げたいという思いは
時として作家自身を息詰まらせているようにも感じた。
アイデアを授かった瞬間から、
そのアイデアにはアイデンティティのようなものを感じる。
それを尊重する。
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これから作品をどう育てたいか?
その子がその子の能力を
十分発揮できる作品を作る。
その子が生き生きとして
その子らしく
光を放つ作品を作る。
愛について最近感じるのは
リスペクト・尊重・尊厳・活かすこと・認めていること。
言葉にするとそんな感じ。