2016年8月16日火曜日

mirror of abundance



旅をテーマにいくつか作品を描きました。

場所はモロッコです。


それぞれ鏡のフレームの中に女性が映った絵です。


イスラム圏独特の雰囲気のあるインテリアに、私はすぐに魅了されました。

そして布を被った女性というのも、私にとって気になる存在です。


鏡に映し出したいものは?


モロッコの中でも移動して見てきた街や人、風景をもとに描いています。

どの街も場所も、心を捉える素敵な色彩にあふれています。






モロッコで働いていた友人から聞きました。

カフェでミントティを飲みながら、ぼんやりするのが好きだ、

モロッコのおじさんたちは、おしゃべりが大好きで、

朝から晩までお茶をしながらのんびり過ごしている...というようなこと。




フナ広場で沈む夕日をみながら、

忙しく働いていた日本での生活を遠くに思って、

豊かさって...?

と甘いミントティを飲みながら、

長い長い余白の時間を

毎日のように味わった日々でした。


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絵のきっかけになったのはLe Jardinというカフェ。




スークの喧騒を抜けて、わかりづらい入り口から奥に進んでいくと、

床や壁がグリーンのタイルで敷きつめられている中庭が広がっています。






外からでは想像できない空間が広がっているのも

この迷路のような街の魅力です。




mirror of abundance / 2015 / acrylic on paper / 42.0×29.7cm

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